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フィードバック機能とは、登録データに基づいて手術を受ける患者さんの死亡率や合併症発生率等の予測、自施設診療科の死亡率や合併症発生率などのパフォーマンスなどを数値にて把握できる機能です。医療のリスクマネージメントや術前カンファレンスやインフォームドコンセントに活用できます。
登録データに基づいて構築されたリスクモデルを用いて、手術を受ける患者さんの死亡率や合併症発症率等の予測値を計算することができます。
すなわち、個々の症例の術前リスクを入力すると、アウトカム(死亡や合併症などの予測発生率)が全国的に登録された症例データから算出され、即時に個々の診療科にフィードバックされることで、術前カンファレンスやインフォームドコンセントなどで活用できます。
患者さんの術前リスクに関する項目の集計結果の一覧を確認できます。また、登録データに基づいて推定された自施設診療科のパフォーマンス(死亡率や合併症発生率など)も継続的に検討が可能。これらの成績を全国平均と対比することで自施設の特徴を把握し、改善に向けた取り組みを行うことができます。
NCDは蓄積されたデータを分析し、その結果を臨床現場に還元する仕組みを構築しています。例えば、個々の患者さんの死亡や合併症の予測発生率を、NCDの詳細な臨床データを用いたリスク分析を通じて、即時に得ることができます。施設ごとのベンチマーキングについても、リスク調整済みのアウトカムの算出やプロセス指標の提示(ガイドラインに沿った治療の実施率等)をも可能にしました。
術式毎の手術件数を確認することができます。自施設診療科の手術件数をみることで、当該術式の手術件数が全国のどのあたりに位置するのかを知ることができます。
アウトカムだけでなく、医療のプロセスをしっかり把握し、Evidenced Based Medicineを後押します。事前と事後の差異(合併症確率の発生費用が減るなど)を確認し、臨床現場のコスト改善(費用対効果)に大きく貢献できるのが特長。